ついに、ヤンキースが本腰を入れて動き始めた。「ヤ軍は、07年まで日本ハムの監督を務めたトレイ・ヒルマンを、今年から育成担当特別補佐として雇用して日本に派遣しました。主な目的は、大谷の調査です」(スポーツ紙デスク)

今や日本球界の宝となった日本ハムの大谷翔平(20)を、メジャーの名門は本気で狙っているのだ。

自らスピードガンを握り、大谷の登板試合に足を運ぶヒルマン氏は、せっせとレポートを作成してアメリカへ送っている。

「7月9日の試合後には、"比較するなら、緩いカーブ、高速スライダーを投げ分けるダルビッシュだ。2年目では大谷がむしろ勝っている。タナカ(田中将大)は制球力がつくまで時間がかかった"とコメント。今やメジャーの超一線級投手である2人を超える評価を、大谷に与えています」(専門誌記者)

大リーグ研究家の福島良一氏も、「大谷は160キロを超える豪速球を投げられる。これは才能で、鍛えてどうにかなるものではない。伸びしろも十分あり、評価はどんどん上がっています」と太鼓判を押す。

問題は日ハムが、大谷を手放すかどうかだが、「日ハムは12球団で最もメジャー流が浸透していて、損得勘定がきっちりしている。球団にプラスになると判断すれば、メジャーに行かせるでしょう」(前出・デスク)

実は、日ハムが大谷を二刀流で使っているのは、「投手として酷使せず、大谷を高く売るための戦略かもしれません」(福島氏)という声も出るが、それでも投打ともに結果を残しているだけに、メジャーでも二刀流、という可能性が残されている。

「メジャーでも、投手で15勝、打者で3割も達成可能。ここまで投打で活躍した選手はベーブ・ルース以来で、その価値は計り知れない」(前出・専門誌記者)

田中を7年160億円の大型契約で獲得したヤ軍だけに、大谷に出す額は、少なくとも100億円は超える、というのが衆目の一致するところだ。ダルビッシュ、田中とも日本での実働7年でメジャーに移籍しているが、「大谷の場合"長くて7年、短ければ5年"が記者の間では合言葉になっている。あと3年で海を渡ると思います」(前同)

ついに、二刀流のサムライ選手が登場する――!?

本日の新着記事を読む