皆さんこんにちは。
残暑……毎日暑いですね。お盆休みはどこか遊びに行きましたか? 私は今日からお盆休みです。
と言っても、今、成田エクスプレスに乗って、今日の記事を書いてますよ。
そう、いよいよ、カナダ・モントリオールに出発! 楽しみです。

映画って世界共通ですからね。作品を通して色々な方々とも出会えるし、自分の作品が国境を越えて他国の方々に見ていただけるなんて、と感激してしまいます。
今回の作品は、"ボーイズラブ"がエッセンスとして少し入ってます。この"ボーイズラブ"も世界共通だから(むしろ日本は遅れてるのかも知れません)、映画『東京』が世界の国際映画祭にノミネートされたんだと思います(って勝手な想像ですけどね)。

そんな"ボーイズラブ"の雑誌が日本でも発売されています。皆さん、ご存知ですか?
今日は、その雑誌を作っている方を直撃しました。
今や日本で1番売れてる"ゲイ雑誌"、『バディ』です!
日本全国で売られていて、海外の人にもたくさん読まれています。最近では電子書籍にもなって配信されています。
読者はゲイの男性だけかと思いきや、一般女性や業界人にもファンが多いんですね。
今回は、その『バディ』の元編集長で、現在もデザインやアートディレクションをされている村上ひろし(HIRO)さんにお話を伺うことが出来ました。
なかなかお話を聞けない方だから、私も新鮮で嬉しかったです。


実は、9月20日発売号の『バディ』で、私の映画「東京」にも出演してくれた内山麿我くんが素晴らしい肉体をヌードになって披露してます。しかも、“表紙”(笑)!
「村上さん、今日は宜しくお願いします。早速ですが、村上さんが思う東京の魅力を教えて下さい」

「なんか、ありきたりな答えになっちゃうのが嫌なのよね~(笑)」

「大丈夫ですよ、正直な感想で……(笑)」

「そお? じゃあ。まあ、やっぱり東京って言ったら自由奔放というか、いつの時代もあこがれの街よね。縛りがないっていうか。都会的な中にも自然があったり、田舎的な部分もあるし……。どろどろした汚い面もあるけど、そこにまみれて成長していく街っていうか(笑)」


「なるほど。村上さんは、雑誌『バディ』で具体的にどんなお仕事をされているんですか?   また、『バディ』は一言でいうとどんな雑誌でしょうか?」

「まあ、簡単に言ってしまえば、『バディ』はゲイのバイブルよね(笑)。自分も若い時にはじめて見て衝撃を受けましたよ。こんな本が世の中にあるんだ~!? なんて」

「ですよね。その世界に特化してる、まさに専門誌だもんね」

「そうね。だからこそ、この雑誌に携わりたいと思ったの。東京の話に戻るけど、これも東京だから出来ることだと思うわね。チャンスをつかめるし、東京だったら、自分のアイデンティティーを思う存分に出すことが出来る。良い街だから」

「それが東京の魅力ですね。将来の夢はなんですか?」

「そうね~。最近、雑誌がつまらないじゃない?だから、本当なら、雑誌丸々アートディレクションを手掛けていきたいわ。『バディ』はグラビアを撮ってるけど、無難にまとめるんじゃなくて、センス良く、セクシーに撮りたいし、そう言った私の"欲"を『バディ』で出したいわね(笑)。普通の人が見たら、単なるゲイ雑誌は嫌なのよね。アート的に、ファッション的にセンスを入れたいし、洋服を着てなくても、ファッションよ!!(笑)」

確かに、内山麿我くんの撮影に同行して、撮影風景や撮り方など拝見して、何かがちょっと違いました。それは、企業秘密(笑)だけど、センス良いなぁと実感しました。

「村上さん、『バディ』の雑誌に携わる前は何してたんですか?」

「学生よ」

「そうなんですね」

「学生で、卒業してすぐにバディだから、そのあと5年位下積みして今に至る(笑)」

「普段、なにされてるんですか?」

「プライベートってこと?」

「そう、プライベート」

「街を散策してるわよ」

「散策?(笑)」

「そう、適当に電車に乗って、当てずっ歩で、電車降りては街を散策してロケハンしたり、行き当たりばったりの楽しさを探してるの」
「せっかくだから、最後に聞こうかな……」

「何を?」

「村上さんのタイプはどんな人ですか?」

「そうね~(笑)。韓国人っぽい人がタイプよ。背が高くて色白で、一重で。そんな方がいたら、連絡下さいませ(笑)。でも、誰専(*注)ですけど(笑)」

楽しい現場でしたが、やはり鋭い視線で写真家に指示を出したり、現場を盛り上げてた村上さん。参加した私たちも楽しかった今回の雑誌『バディ』の撮影でした。
内山麿我くんのヌードも是非お楽しみに!
9月20日発売です!!

*注:特にこだわりがなく、男であればどんなタイプでも相手にできるような人

雑誌『バディ』
http://www.badi.jp


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