日本の三菱重工業は、防衛省の委託を受けて研究開発を進めているステルス戦闘機の試作機を、来年1月に初飛行させる方針を固めた。

日本はかつて米軍が運用しているロッキード社とボーイング社が共同開発したステルス機、F22の導入を目指していたが、情報流出を警戒した米国により、正式に配備されなかった。その後、日本政府は開発中のロッキードの最新のステルス機F35の配備予定が発表。そのいっぽう、09年度から総事業費392億円をかけ、国産ステルス機の研究開発をすすめていた。この国産ステルス機はF35と同等の性能を目指しており、これにより国内防衛産業の生産基盤や、技術の向上を図る狙いがある。
ステルス機に関してはロシアや中国試作機を飛行させるなど、開発を進めている。防衛省は来年以降、実践を想定した試験飛行を重ね、30年代には本格的な国内運用がされるだろう。

賛否両論はあるが、軍事技術は自動車を始め、さまざまな産業に技術を転用できる。国産ステルス機の開発は、国内産業の発展に少なからず好影響を与えるだろう。

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