空に浮かぶ雲はフワフワの綿のように見えます。子どもの頃はよく、「あの上に寝転がったら気持ちいいだろうな」などと思ったものです。

しかし当然ながら雲は綿ではなく、乗ることはできません。

雲の正体は、小さな水滴や氷の粒の集合体。水蒸気が上空で冷やされて液体や固体になったもので、基本的にはヤカンから立ち上る湯気と同じです。

雲を構成する水や氷1粒の大きさは20ミクロン(1ミリの50分の1)以下です。

この粒が大きくなって、空中に浮かんでいられなくなると地上に落ちてきます。それが雨や雪です。

いかにも軽そうに見える雲にも、重さはあります。しかも、その重さはイメージするより、はるかに大きなものです。

夏の空にそびえ立つ入道雲の大きさは、底辺が5キロ四方、高さ10キロ程度が平均的です。

その雲の重さを計算すると、ざっとどれくらいになると思いますか?

1.6万トン
2.14万トン
3.25万トン


答え :3

出題:浜川卓也

本日の新着記事を読む