秋田県は、京美人、博多美人とともに美人の産地として有名です。透き通った白い肌、すっと通った鼻筋……実際に秋田へ旅行すると、出会う女性の美しさに驚きます。

その秋田美人が「舞妓」さんとして、8月1日、デビューいたしました。見て下さい、この艶やかさ、初々しさ。いやあ……なんともいえませんなあ!

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この、「あきた舞妓プロジェクト」を立ち上げた、株式会社せん・代表取締役の水野千夏さん(25)は、秋田出身の美女。東京で就職後、A(秋田)ターンをきっかけに、秋田で起業し秋田の魅力を全国・世界に発信していきたいとして、秋田美人と川反(かわばた)芸者に注目し、事業化へ挑戦しました。

「秋田に帰郷し、秋田を売り出すために何ができるかを考え、ヒントを求めてあらゆる業種の人たちと会いました。だれもが口を揃えて『秋田には美味しいものや素敵な場所がたくさんあるのに、それを楽しむ“人”がいない』と言います。だったら私が秋田に人を呼んで、魅力を広める仕組み作りをしようと思い、会社を設立したんです」(水野さん)

水野さんが舞妓に注目したのは、図書館で見た川反芸者の情報がきっかけだったといいます。

「秋田の魅力について、図書館で情報収集をしていくなかで、今では活気を失っている秋田駅西の川反地区の歓楽街が、かつては肩がぶつかり合うほど多くの人であふれていたという事実に出合いました。その中心で活躍していたのが、川反芸者でした。
もともと秋田美人という言葉は、明治の終わりから昭和の初めにかけて秋田を訪れた多くの文人達が、川反芸者を指して使ったのが始まりとされています。そこからヒントを得て、『会える秋田美人』として、あきた舞妓を誕生させました。しかし、あきた舞妓は、お座敷文化の再復興ではありません。あくまで秋田に人を呼び込むための事業として展開したいと考えています」(水野さん)

今回、あきた舞妓のお披露目会とともに、あきた舞妓1期生の任命式も行われました。見習い生に応募した13名のなかから、稽古事に向かう姿勢と成果、人としての素養と想いを認められた1期生のメンバーは、千乃葉(ちのは)さん、千緒花(ちおか)さん、千代鈴(ちより)さんの3名。全員20代前半で、笑顔の美しい秋田美人なのです。

千乃葉
千乃葉(ちのは)さん


千緒花
千緒花(ちおか)さん


千緒花
千代鈴(ちより)さん


現在は料亭やホテルなどの各施設への出向や、観光PRイベントへ出演しているあきた舞妓たち。ちかく、秋田の観光のエキスパートとして、あきた舞妓と一緒に県内の観光名所を巡るツアーや体験型観光も計画されています。また、四季に合わせたあきた舞妓の衣装や芸のお披露目を行うといいますから、艶やかですよね~。

将来的には、秋田を見る・知る・食べる・体験するを集約した、「あきた舞妓茶屋」を作りたいと考えている水野さん。
「集大成として、いつかは舞妓による最高級のおもてなし旅館を秋田に建てるのが夢です」
と語ってくれました。

ちなみに『会える秋田美人』のとおり、一般人の我々も彼女たちのおもてなしを受けることができるんですよ! 水野さん曰く、
「秋田県内の料亭にお問合せいただき、お店に直接ご予約をしていただけると幸いです。舞妓2名1時間より承っております。参考料金は、舞妓1名につき1時間1万円(税別)です。その後30分毎に5,000円追加でございます」
ですって。

これは秋の紅葉と美しき舞妓さんを見に、秋田に行くしかないですよ。社長、今年の社員旅行、あきた舞妓さんでお願いしまーす!

◎写真提供&問い合わせ
株式会社 せん
http://akitamaiko.com/

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