「日本とトップの国(ドイツ、ブラジル、イングランド、イタリア、スペインと定義)との大きな差はない」

8月11日、サッカー日本代表の新監督に就任したハビエル・アギーレ氏は、自信溢れる表情でそう力強く語った。

現在55歳でメキシコ出身。自身もメキシコ代表として活躍した彼は、2度、自国をW杯のベスト16に導き、強豪ひしめくスペインリーグでは、4チームの監督を長きにわたって務めた世界が認める名将だ。

すでに、「日本代表候補の選手から"顔が怖い"と声が出ている」(専門誌記者)と言うが、怖いのは顔だけではない。

「メキシコ代表監督を務めていた2009年には、試合中に相手のパナマ代表選手の腹を蹴り上げ、即退場。その後、厳罰処分を食らったこともあります」(前同)
と闘将・星野仙一も顔負けの乱暴ぶりだが、さらにヤバいのは"口"だと言う。

「彼は"イホ・デ・プータ!"と、よく言います。意味は"売春婦の息子!"です。当然、スペインでも放送禁止用語の乱暴な言葉ですが、彼は、この言葉を"いい仕事だったぞ、売春婦の息子たち!"といったふうに、自分のチームの選手に愛情を込めて使うんです」(同)

この放送禁止用語はもう口癖で、侮辱と受け取った審判がブチ切れし、出場停止を食らったこともあるが、口癖はこれだけではない。

「前シーズンまで監督をしていたエスパニョールでは、所属していたガーナ人選手のムバラクを、完全に人種差別用語の愛称で呼んでいました。もちろん、愛情を込めてですが……」(同)

もはやW杯優勝級の口の悪さ。だが、ビッグマウスばかりが先行する、どこかの中心選手に対して、「この金髪大口叩き野郎」と、時には厳しく言ってほしいのは本誌だけではないはずだ。頼むぞ、鬼軍曹!

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