すっかりオジサンたちの間でも定着した「LINE(ライン)」。手軽にメッセージのやり取りができ、バラエティに富んだLINEスタンプ(イラスト)もたくさん。部下や家族のご機嫌を取ろうと、まさにハンコを押すかのように使ってしまっているのでは?

このLINEスタンプ、1セット100円ということにもあり手軽に買えるのもポイント。が、ちょっと視点をずらせば思わぬ“儲け”の手段になることをご存じだろうか。実はこれ、誰でも自作して販売することができるのだ。
LINEによると、ユーザーが自作スタンプを販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」のサービスを開始した5月8日~8月7日の約3ヵ月で、上位10位のスタンプ平均販売額は2230万円。このうち約5割がクリエイターの手に入る仕組みなので、これって、わずかな期間で1000万円以上も手にした人がいるということ。まさに“LINEドリーム”だ!

「LINE Creators Market」は誰もが参加でき、所定の審査を通過すればスタンプの販売が可能。手続きは面倒ではない。8月7日時点で、国内外のクリエイター約14万9000人が登録している。
「イラストがウマくないとムリ」と思うかもしれないが意外とそうではなく、ラクガキに近かったり、ゆる~いスタンプも売られている。むしろ作画のクオリティというよりは、キモカワイかったり、思わず笑ってしまうようなスタンプに人気が集まるようだ。
スタンプのテイストも、ネコなど丸くて可愛い動物やキャラ、「飲みにいこ~」「かまってよ!」など、ユニークなコンセプトが受けている。作画のクオリティというよりは、思わず買ってしまうインパクトこそ、LINEスタンプで儲ける秘策なのかもしれない。

「オジサンが作っても売れるのか?」と訝しがるだろうが、同世代のLINEユーザーはたくさんいる。ならば、同世代に向けたスタンプを作ってみるのもアリ。ある日、同僚とメッセージをやり取りしていたら、自作のスタンプが送られてくるなんてことも。そんな副業ライフを始めてはいかがだろうか?

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