「もう、打ち切りも時間の問題でしょう。なんせ、テレビ東京の『昼めし旅』と視聴率で並ぶこともあるくらいですから、テコ入れもまったく効果がありません」(テレビ誌記者)

視聴率不振にあえぐフジテレビ。その象徴である昼の情報番組『バイキング』が、もはや風前の灯だ。

「やはり日替わりMCが失敗だったのは間違いない。5月に視聴率が1%台の危険水域に突入し、亀山千広社長の号令でテコ入れを断行しました。人気コーナーのサンドウィッチマン『地引網クッキング』を拡大し、MCにEXILEメンバーを増やすなどしましたが、数字は微動だにせず。そもそも、40代以下を取り込もうとMCやレギュラーを配置したのが失敗でした。この時間は日本テレビ『ヒルナンデス!』 のように、主婦層の話題にならないと人気は出ませんから」

こうフジ制作関係者が嘆くように、やはり"司会者問題"は大きいようだ。

「秋に番組を打ち切り、司会者固定の新番組をスタートさせるのは規定路線です。一部報道では、50代の層を取り込める池上彰や綾小路きみまろの名前も取り沙汰されていますが、意外にも、みのもんたでほぼ決まりみたいです」(前同)

みのは昨年秋に次男の窃盗事件の影響で番組を次々に降板し、開店休業状態。確かにスケジュールはガラ空きだが、主婦層へのイメージはよくないのでは?

「降板から約1年経ち、禊(みぞぎ)は十分に済んだというのがフジ上層部の思惑です。それに、かつては『午後は○○おもいッきりテレビ』で一時代を築いた実績もありますから、まだまだ求心力はあると考えているようですね」(フジ編成関係者)

実は、みの本人も、秋からの新番組について写真週刊誌の直撃を受け、〈いくつか、お話はいただいていますよ〉と、まんざらでもない回答をしていたのだ。

だが、これに不快感をあらわにする大物芸人の存在が浮上している。

「タモリですよ。フジはタモリの新番組を10月から始めるので、相当気を遣っていますね。タモリは自分が長年出演し続けた時間帯を、みのに取って代わられることにお怒りみたい。そもそも、タモリは後継者にSMAPの中居正広を推していた経緯もあり、"なんで、みのが今更?"という気持ちなんでしょう」(前同)

フジテレビの復活は大御所2人にかかっている!?

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