6月20日、日本最大の歓楽街・新宿歌舞伎町で発生した「女子大生集団昏倒事件」をご存じだろうか?

全国紙記者が解説する。
「この日の深夜、歌舞伎町・旧コマ劇場前で20歳前後と見られる女性10人以上が昏倒するという衝撃の光景が広がりました。彼女たちは、太腿や下着を露わにする無防備な姿で、すぐに新宿署の捜査員が駆け付けました」

なかには脱糞しながら倒れる子もいたため「脱法ハーブ使用か?」とも騒がれたが、
「全員、急性アルコール中毒で、警察は事件性なしと判断」(前同)したという。

「このグループは、明治大学と日本女子大学のテニスサークル『クライス』のメンバーとわかり、両大学が謝罪しました。このサークルは、飲んで騒ぎまくる、いわゆる"飲みサー"で、飲み会のたびに男女入れ乱れ、レイプまがいの行為まであったそうです」(同)

これに対し「今回はたまたま違法性がなかっただけや」と語るのは、広域指定団体の3次組織・A組長だ。
「最近、大学生のサークルを食い物にしているヤツらは多いで。精神的にまだ未熟で、遊ぶのと群れるのが大好きな彼らはシノギにちょうどええんや」(前同)

A組長によると、大学生を食い物にするうえで最も多い手段がクスリだという。
「好奇心が強く背伸びしたがるから、簡単に手を出してくるで。そこでハマれば、"次も次も"となるやろ。しかも、サークルで広めてくれるから、こっちとしても、ほんまにやりやすい」(同)

A組長は、首都圏の3大学の5サークルを"クスリ漬け"。
ここから、1か月に210万円以上の収入を得ているという。

ここで疑問になるのが学生の資金面だが、
「用意できない場合は、こっちで仕事を用意してやるんだよ。オレオレ詐欺の受け子や架け子、不法投棄にパチンコの打ち子と、いくらでもある。それから、女の子やったら風俗に落とすこともあるね」(同)

別の団体のB組員も「大学生はカネになる」と明かしたうえで、特に狙うのが難関大学の学生だと話す。

「ストレスが溜まりやすいんか知らんけど、頭の良い学校の子のほうが手を出しやすいね。しかも、そういう学校におるから、親や友達の手前、絶対秘密にしたがるんで、こっちとしてもやりやすいわ」(前同)

さらに、カネが困った学生には、高学歴ゆえの仕事を負わせることもある。
「クスリの"運び屋"や。流暢とは言えなくとも英語や他の外国語を話せるし、空港でもガードが緩くなるから、ちょうどええ」(同)

ここ数年、大学生による違法薬物の密輸事件が目立つが、もしかしたら、その大学はすでに闇社会の手中に収められているのかもしれない。

本日の新着記事を読む