夏も終わりの8月29日、イギリス南部フォークストンの砂浜が、金を探す人たちで溢れかえった。
実はこれ同地で3年に1度開催されているフォークストントリエンナーレのイベントとして行われたもの。ドイツ人芸術家のミハエル・サイルストルファー氏が埋めた300ポンド(約5万円)相当の金塊30本を、見つけた人は自分のものにしていいという、参加型のアートなのだ。総額はおよそ1万ポンド(約170万円)。金塊を手に入れようと砂浜に集まった人数は500人と発表されており、中には金属探知機を持参したつわものもいたとか。
ミハエル氏が作品で掲げているテーマは「日常の崩壊」とされており、確かになんてことないビーチでの金探しは、退屈な日常を忘れさせるワクワク感に満ちている。
ちなみに今回のイベントで金塊を見つけられたのはたったの4人だったそうだ。

本日の新着記事を読む