台湾で、エサ入れとおぼしき箱をついばむ2匹の黒い鳥。まるでブラックスワンを思わせ、ややもすると“ちょい悪バード”といった佇まいだが、実は彼らは心優しきイクメンだった!?

育児を積極的に行い、楽しむ男性のことをイクメンと呼ぶようになって数年。なんと、その鏡ともいえる鳥が台湾にいたのだ。

さっそく、その映像をご覧いただくと、撮影場所はコイたちが生活する池のほとり。2匹の黒い鳥の周りでは、元気よくコイたちが泳いでいるのだが、だんだんと鳥の足元に群がっているようにも見える。次の瞬間、なんと鳥のくちばしが勢いよくコイへと向いたのだ。

噛んだ!? 食べた!? よ~く見てみると、自らのエサを分け与えているではないですか。それも口移しで。エサを求めて、次々と大きく口を開くコイたちの一匹一匹へと、丁寧に、順番に……。

つがいだろうか、2匹の黒鳥とその愛情を本当の親子のように受け取るコイたち。オスのイクメン鳥もせっせとエサやりに励んでいる。家族愛を超えた奇跡の瞬間。カメラを手にした撮影者の、
「彼らはとてもいい関係だね」
という言葉に納得の光景だ。気がつくと、何度も何度も繰り返し再生してしまう。

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