日本に電話が入ってきたのは、今から137年前の明治10年(1877)。ベルが発明した翌年、アメリカから2台が輸入され、官公庁の連絡に使われたのが最初です。

本格的な通話サービスが始まったのは明治23年(1890)。同時に電話交換手もデビュー。ハイカラで最先端の仕事として、注目を集め、職業婦人の憧れの的になっています。

ただ、当時の電話は全国どこへでもかけられたわけではありません。通じたのは東京と横浜だけでした。通話できる範囲が狭く、通信料も高額だったため、当初の電話加入者は少なく東京に155人、横浜に42人のみ。

使えたのは一部の役所や政治家、大企業ぐらい。一般人には無縁の夢の機械でした。

電話番号には局番などなく、申し込んだ順番がそのままあてがわれています。

1番は東京府庁、2番は逓信省、3番は司法省……。そして現在、天気予報の案内番号として使われている「177」は、ある有名人の電話番号だったそうです。

その有名人とは誰?

①大隈重信
②福沢諭吉
③夏目漱石


答え :①

出題:浜川卓也

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