本田圭佑(28)と香川真司(25)、日本代表の「二枚看板」の勢いが止まらない。

「イタリア、セリエAのACミランに所属する本田は、開幕4戦すべてで先発出場して3ゴール。インザーギ監督も"ホンダはスタメンでなければならない"と絶対の信頼を置いています」(スポーツ紙記者)

一方、今夏、イングランド、マンチェスターUから古巣のドイツ、ドルトムントに2年ぶりに戻った香川も、開幕戦でいきなり初ゴールを決めてみせた。大惨敗を喫したブラジルW杯での体たらくがウソのような二人。サッカー日本代表のアギーレ新監督の頬も緩んでいるに違いない今回の復活には、実は意外な理由があるというのだ。

専門誌ライターは話す。

「本田はコンディションが上がってきたということもありますが、一番大きいのはチームメイトとの連携が良くなったこと。昨年はパスが回ってくることすらなかったですからね」

英語はすでに堪能な本田だが、今年に入ってイタリア語を猛勉強。

「彼は家庭教師とマンツーマンでハードにやっているようで、先日、現地でのインタビューではイタリア語で受け応えしていました。それも、ほとんど正確に答えたんです。9か月弱とは思えない上達ぶりですよ」(前同)

高校生でスペインの名門、アトレティコ・マドリードにスカウトされ、単身、海を渡ったサッカー解説者の玉乃淳氏はこう語る。

「イタリア語の上達は追い風ですが、最も重要なのは、本田のその"順応しようという姿勢"なんです。チームメイトは、チームに貢献しようという彼の"本気の姿"を見たからこそ、仲間として認め、高く評価をするようになったんですよ」

ブラジルW杯敗退後、本田は日本代表とともに帰国せず、現地で別れたのだが、それに対し、一部の識者からは、「アイツは逃げている!」という厳しい言葉も飛んだ。

だが玉乃氏は、「僕はその報道を聞いたとき、"いや~、本田、ハンパねえなぁ!"って思ったんです。だって、彼はあの時点で今シーズンの準備に入っていたんですよ。次の夢に向かう切り替えの早さ、彼はもう日本人の枠を超えていると思います。実はJリーガーの中には、"本田の試合は観ない"という人が何人もいます。理由は、本田の向上心がまぶしすぎるから。観ると自分が情けなくなるから、と」

一方、古巣に戻った香川に目立つのは、プレーの溌剌(はつらつ)さ以上に満面の笑顔だろう。

「生活面の充実が大きいんですよ。マンチェスターは地獄だったそうですから。パパラッチがいるから外出もできないので、家で日本から送られてくるうどんばかり食べていたということです。またドイツには、香川が前回所属時に"お世話になっていた"というFKK(日本でいうソープ)がある。これで下半身のコンディションもバッチリですよ」(前出・専門誌ライター)

復活した2人の大爆発は、まだまだこれからだ!

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