睾丸は薄い袋に入って股間にぶら下がっています。骨や筋肉のガードもなく、ここに強い衝撃を受けるとどんなマッチョマンでも悶絶してしまいます。

睾丸が無防備ともいえる状態に置かれている理由は、生殖能力を高めるため。精子は温度に敏感で36~37度の体温は高すぎて、活力を失ってしまうそうです。伸び縮みする袋のシワも温度調節のためにあります。

動物界では一夫一婦制のオスは睾丸が小さく、一夫多妻や乱婚型は大きいのが普通。複数のメスと交わるには、その量をまかなう"精子製造工場"が必要なのでしょう。もしかしたら人間も、タマの大小で浮気性かどうかを見分けられるのかも。

ところで、睾丸は俗に「キンタマ」と呼ばれます。一般的には「貴重な金のように大切な玉」だからと解釈されます。しかし一方で、「酒(き)のたま玉」を語源とするという説も。

さて、酒と睾丸にどんな関係があるの?


答え :昔の日本酒は透明ではなく、白く濁っていた。その濁り酒を精液に見立てたらしい。

出題:浜川卓也

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