目に関する通説の一つが「緑色は目にいい」。目を酷使したあとで緑を見ると、疲れが取れるというものです。しかし、これは迷信。緑色に目を癒す効果はありません。

ただし、遠くを見ることには意味があります。遠くを見るときは目のピント調節機能をあまり使わないため、神経や筋肉の負担が減ります。つまり目が疲れたら、緑でも赤でも白でも関係なく、遠くにあるものを見ればいいのです。

「暗い部屋で本を読むと目が悪くなる」。これもよく聞く話ですが、ちょっと違うようです。

暗い部屋で本を読めば、目が疲れることは事実。しかし、その疲れは一時的なもので、休めば元どおりに回復します。毎日、長時間続けたら問題も出るでしょうが、たまにならどうってことはありません。

最近の研究では、暗さより明るさがトラブルの原因になることがあるといわれています。子どもを明るい部屋で寝かせると、近視になるというデータがあるのです。

アメリカ・ペンシルベニア大学の研究チームによると、2歳頃まで暗い部屋で寝ていた子どもが近視になる割合は10%でした。これに対して普通の室内灯の下で寝ていた子どもの近視率は何%だった?

①35%
②55%
③75%


答え :②

出題:浜川卓也

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