美和 昔の高視聴率TVドラマ“金ツマ”こと「金曜日の妻たちへ」って、覚えていらっしゃいますか?人妻たちの不倫を描いて社会現象にもなりましたよね。

宗男 そのドラマが流行った頃というと、私は当選1回目の新米代議士の頃でしたねぇ。ドラマのシリーズの中の主題歌にもなった「恋に落ちて~~」は、カラオケの定番 でしたね。

記者 人妻との不倫というと、最近だと今話題のドラマ「昼顔」ですかね。。

美和 今回は、そんな人妻との関係を悩んだご相談です!

~28歳 男性 会社員の方からのご相談~
ムネオ先生こんにちは。以前、女子高生に恋している人の相談がありましたが、僕は人妻と恋愛しています。いけないとはわかっているのですが、僕も彼女も愛し合っていて、別れることができません。僕は彼女がダンナと別れて僕と再婚してくれればと思っています。彼女もそうしたいと言ってくれているのですが、ダンナがなかなか離婚してくれないと言います。この関係が始まって、もうすぐ2年になります。これから、どうしたらいいのでしょうか?

宗男 きっぱりやめる事です!彼女が「一緒になりたいが、ダンナが離婚してくれない」なんて言うのは、私が思うには単なる口実です!!


美和 “口実”と言うのは?

宗男 本当にですよ、この人妻が相談者の方と一緒になりたかったら、とっくに離婚していますよ!今は、別れるのは簡単なんですから。

美和 あ、言われてみればそうですよね!燃えたぎったら“駆け落ち”でも何でもしますよね?

宗男 いや、駆け落ちは、最近聞かんね~。この28歳の相談者の方は、まだまだ人生のレベルが低いね!アマちゃんですよ!!(怒)


美和 宗男先生、ご自分の激動の人生と比べないでくださいね(笑)。そんな方は普通にはなかなかいないんですから!

宗男 私の頃は25歳で結婚して、一人前だと言われましたよ。その年齢では皆分別が付いていました。

美和 話は永田町へと飛びますが、宗男先生も「政界失楽園」とか様々な不倫現場も見て来たのではないでしょうか?「政界失楽園」と言えば、当時自民党の若手ホープと言われた船田元氏と、NHKアナウンサー出身の畑恵参議院議員(当時)。もっと前では、終戦後すぐの日本初の女性国会議員の一人だった松谷天光光と若手代議士の園田直氏の「白亜の恋」と言われた不倫もありました。2組とも、その後ちゃんとご結婚されているのがすごいですよね~。


宗男 この園田直さんという方も、大変粋(いき)な方でしたからね。飛行機に乗ると降りるまでに必ずスチュワーデスを口説いていたと言いますからね(笑)!古武士然 とした男前な方でしたよ。

美和 そう言われてみれば、宗男先生は色々な事を書かれたり、言われたりしてきましたが、女性関係はあまり無いですね?(笑)

宗男 おかげさまで!もう卒業しましたよ(笑)。


美和 “鈴木宗男”というキャラが先行してしまいますから、女性問題も霞みますよね(笑)。

宗男 でも船田元さんも、その不倫で一回落選してますからね。

美和 政界ではもちろん落選という禊(みそぎ)がありますし、普通の会社でも不倫で騒ぎになってしまうと降格されたり様々な代償があります。まさにテレサ・テンの 「つぐない」!(笑)

宗男 話はこの相談者の方に戻りますが、28歳、しっかりと将来を考えて、伴侶を選びなさい!若いからと言って、“運動やラジオ体操”みたいなのはね、駄目です!!そこだけに溺れちゃいかん。

美和 ラジオ体操??何となく意味は分かりますが・・・。

宗男 実に甘い相談です!

美和 気合も入っていないし、人生の目標が決まっていないから、ぶれてしまうのかもしれないですね?でも28歳、相談者の方は、これからですよ!


宗男 甘さを捨てて、真剣に生きてみろ!

宗男・美和 一件落着! 困った時は「ムネオ先生に訊け!」


鈴木 宗男(すずき むねお)プロフィール
1948年1月31日生まれ
政治家。北海道出身。拓殖大学政経学部在学中より、故・中川一郎元衆議院議員の秘書を務める。1983年に自由民主党より出馬し、衆議院議員に初当選。防衛政務次官、外務政務次官などを務める。
また1997年には国務大臣として北海道開発庁長官、沖縄開発庁長官を歴任。2002年に自民党を離党。
2005年には新党大地を結成。代表となり、その年衆議院議員に返り咲く。防衛・外交の論客として鳴らす一方、その人情味溢れ、愛されるキャラクターは、歌手の松山千春をはじめとしてシンパが多数。ムネオの愛称でも知られる。
娘は衆議院議員の鈴木貴子。

本日の新着記事を読む