現在は高速鉄道の時代。世界中で時速300キロを超えるスピードの列車が走っています
そして、そのパイオニアが日本の新幹線です。昭和39年(1964)に営業運転を始めた東海道新幹線は、世界で初めて時速200キロの壁を突破し、人々を驚かせました。
これが自動車や飛行機に押されて衰退傾向にあった鉄道を復権させ、高速鉄道の開発競争が起こるきっかけになりました。
以来、列車のスピードは右肩上がりに上昇。最新のリニアモーターカーでは時速580キロという、驚くべき速さを実現するまでになっています。
しかし一方で、スピード化の流れに背を向け、昔ながらノンビリと走行を続けている列車もあります。その代表が、スイスの「氷河特急」でしょう。
ふもと氷河特急はマッターホルンの麓にあるツェルマットと、有名なリゾート地サンモリッツを結ぶ列車。車窓から望むアルプスの絶景が最大の"売り"で、その景色を堪能できるよう、ゆっくりとした速度で運行されています。
ツェルマット-サンモリッツ間は270キロ。新幹線なら1時間もかからないこの距離を、氷河特急は何時間かけて走る?
(1)6時間
(2)8時間
(3)10時間
答え :(2)
出題:浜川卓也