急激に数が増えることを「ネズミ算式に増える」と表現します。ネズミ算とは、日本古来の数学である和算のひとつで、次のような計算のことを言います。
正月につがいのネズミが12匹の子を産み、計14匹になった。半分はメスとして、2月には子ネズミも12匹ずつの子を産むため、全部で98匹。このように月に1度ずつ親、子、孫、ひ孫らが12匹の子を産むと、ネズミの数は1年で276億8257万4402匹になる。もちろん、これは机上の計算です。実際には、こんなふうにならないでしょう。しかし環境さえ整えば、ネズミが猛烈な勢いで増えていくことは事実です。
その実例がゴールデンハムスター。多くの家庭でペットとして飼われているこのハムスターは、ほんの80年ほど前まで「幻の動物」と言われ、絶滅したと考えられていました。
ところが1930年、シリアで野生のハムスターの家族が発見され、捕獲。それを繁殖させることで増やしたのです。
つまり、世界中で飼育されているゴールデンハムスターはすべて、ひとつの家族の子孫ということになります。
幻の動物から、ありふれた動物になったハムスターは、何匹から現在の数まで増えた?

(1)3匹
(2)6匹
(3)10匹


答え :(1)

出題:浜川卓也

本日の新着記事を読む