滋賀県近江八幡市にある古民家の床下から、謎の生き物の骨が見つかった。ひしゃげた頭に曲がった背骨、うぶ毛が生えたような下半身……これはあの、古来から日本に存在するといわれる幻の生物“ツチノコ”では!? 

発見したのは、文化財の建物や古民家などの修復・保存会社を経営する草津市の男性。先月14日、近江八幡市浅小井町の古民家でシロアリ駆除をしていた際、この奇妙な骨の存在に気づいたという。体長は35センチほどで、そっと持ち上げると骨はばらけず、下半身のうぶ毛のようなものがパラパラと落ちた。「これまでイタチや蛇などの骨を床下でいくつも見てきたが、どれにも似ていない。サンショウウオとも違う」と語る。
以前から滋賀県ではツチノコの目撃や捕獲の話が各地であがっていた。「10年ぐらい前、東近江市の田んぼで似た生き物が跳びはねていた」「丸くなってコロコロと逃げる姿をよく見かけた」今回の骨もまさか……!?

ツチノコの歴史は古く、岐阜県ではその姿を描いた縄文石器まで出土している。昭和40年代には『釣りキチ三平』の作者・矢口高雄がツチノコをテーマとした漫画『幻の怪蛇バチヘビ』を発表し、ツチノコがブームに。日本各地で目撃情報があり“いそうでいない”未確認生物として最もポピュラーだ。

そんなツチノコにいま再び注目が集まっている。 
新潟県の糸魚市では、ツチノコを捕獲できたらなんと賞金1億円(!)というイベント『つちのこ探検隊』(http://www.nunagawa.ne.jp/tsuchinoko/index.html)が毎年行われているのだ。イベント当日にツチノコをゲットできなくても、通年その懸賞金がかけられているそうだから、もう糸魚川市に移住するしかない!?

そのほか、毎年5月に開催されている岐阜県白川村の『つちのこフェスタ』(http://www.vill.higashishirakawa.gifu.jp/tu/tutinoko.htm)は、捕獲賞金がなんと125万円。こちらは捕まらなければ1年毎に1万円ずつ賞金がキャリーオーバーするという、嬉しいシステムになっている。
生け捕りにして一攫千金を狙うか!? ただしツチノコは猛毒を持っているという説もあるので、捕まえる時はご注意を……。

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