バブル期にセレブスポーツとして人気を博した「トヨタ・スープラ」。80年代に青春を過ごした読者の方々なら、周りに乗っていた人がいるかもしれない。高剛性のボディに強烈な加速を生み出す3リッターツインターボエンジンを搭載。当時のトヨタのスポーツフラッグシップだったことから、チューニング系のパーツが今でも多く、実はアメリカなどの海外ではまだまだ現役なのだ。

そんなスープラが今年10月17日、バーレーンインターナショナルサーキットで行われたドラックレースにおいて、インポートカークラスで驚異の記録を叩きだした。バーレーンのドラッグレーシングチーム「EKANOO RACING」のスープラは、ストックの排気量のままでゼロヨン(1/4マイル、約402メートル)6.05秒を記録。ゴール到達時の速度はナント387km/hだった。もう少しで400km/hかという速度域だ。

ちなみに市販車最強と言われたR35スカイラインが市販状態でゼロヨン12秒弱なので、レース車両とはいえ、その加速はすさまじいの一言。動画を見ると、クルマなのにウイリーしながら走行しており、その加速の強烈さが伺える。

ヨーロッパ発の噂ではBMWと車台を共用した最新スープラが出るとの話もある。たまには燃費重視の自動車ばかりではなく、スピードとパワーを追求した男のロマンを具現化したクルマが出てほしいものだ。

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