静岡は日本一の茶どころとして有名ですが、今のような巨大産地になったのは、それほど昔のことではありません。大々的な茶の栽培が始まったのは、明治以降です。もちろん、江戸時代の静岡でも茶は作られ、高い評価を得ていました。しかし、生産量はあまり多くなかったようです。
生産量が急増するきっかけは明治維新。江戸城を明け渡した15代将軍・徳川慶喜が、大勢の幕臣とともに家康ゆかりの静岡に戻ってきたことでした。幕府が倒れ、後ろ盾を失った武士たちの収入はゼロ。生きていくためには、何か仕事をする必要がありました。その失業対策として始められたのが茶の栽培です。彼らは懸命に荒れ地を開墾して広大な茶畑を作り、結果的に静岡を日本一の茶どころにしたのです。現在、茶は全国で作られていますが、栽培面積は静岡がダントツの1位です。
静岡にある茶畑の面積は、全国の茶畑の何%を占めている?

(1)30%
(2)40%
(3)50%


答え :(2)

出題:浜川卓也

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