データ予想 須田鷹雄
JCでは4歳馬が爆走気配!エピファネイアで高配当狙い



最近のジャパンCは目立った外国馬が来ないという状況が普通になってしまったが、今年もカク外による波乱はなさそうだ。バーデン大賞の勝ち馬・アイヴァンホウはそれなりの馬だが、日本どころかドイツ→フランスの輸送でも結果が出ておらず、手を出しづらい。
一方で日本馬はというと、絶対にこれだという軸馬はおらず、一方で、これは積極的に消したいという馬もいない、微妙な情勢だ。
ジャパンCで理想的なのは、前走がある程度の人気で1着という臨戦過程。理想は前走で3番人気以内、着順は悪くても5着以内。ただし、条件を満たす馬は過剰人気になりやすいので、ファン側の動向も見守らなければならないところだ。
馬券の選択肢として無難なのは、やはり▲ジェンティルドンナだろう。宝塚記念の大敗から天皇賞・秋というのは良いパターンではなかったのだが、それでも2着を死守するあたりは、さすが東京巧者だ。3連覇の可能性もそれなりに高い。

ただ、ジェンティルドンナは誰もが考える選択肢だけに、高配当にはなりづらく、別な切り口も考えたい。
ひとつは、○スピルバーグが再度の好走を果たすというシナリオだ。天皇賞・秋が緩い流れに助けられた勝利だったことは事実だが、ジャパンCがまたスローにならないとは限らない。これが中山となれば、馬場適性から買えないが、東京で上がり勝負となればこの馬には確実にチャンスがある。

ただ、◎はさらに高配当を狙ってエピファネイアとしてみたい。天皇賞の4番人気6着は、前走人気・着順の相場としては両方とも微妙に足りないところ。ただ、この馬にはほかのポジティブファクターがある。
ひとつは4歳馬である点だ。過去10年のジャパンCに出走した日本馬では、4歳馬がほかの世代を圧倒している。4歳と5歳の成績差がかなり大きいので、5歳馬(ジェンティルドンナ)が人気になるレースであえて4歳馬を狙う価値はある。

もうひとつはスミヨンへの乗り替わりだ。過去10年、秋平地GⅠにおける「中央騎手→外国人騎手」の乗り替わりは単複とも回収率90%台。芝のみで9番人気以内のみだと、単複ともにプラス。わかりやすい鞍上強化であってもなお、手を出す価値がある。


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