美和 衆議院も解散になり、事実上の選挙戦に突入しましたね。解散1週間前に、宗男先生が小沢一郎氏や亀井静氏と永田町近くのホテルで会談したと週刊誌に“抜かれて”いましたね。

宗男 箝口令を敷いていたのに、どうして書かれているのかなぁ・・・。

美和 今度の選挙は「自民党圧勝」で決まりでしょうかね?

宗男 いや、違います。今度の選挙は面白くなりますよ!前年の参議院議員選挙で、自民公明で獲得した票は2603万票。共産党を除く野党、民主や新党大地、維新や他の党で獲得した票を全部足すと、2200万票ですよ!!「野党連合」がきちんと出来れば、面白い勝負になりますよ!!!

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美和 なるほど。野党としては、いわゆる“死に票”が多かったのですね?もったいない・・・。宗男先生は新党大地代表として、もう“戦い”に入られておりますが、今回のご相談も“「日刊大衆」ならでは”というか、皆さん街のスナックで夜な夜な繰り広げられている、“男と女”のお話です。

宗男 スナックは全国津々浦々にありますし「日本の夜の文化」として、また見直されてますからねぇ。まかせなさい!

~会社員 38歳 男性の方からのご相談~
宗男先生、恥ずかしながら自分も恋愛相談です。よく行く飲み屋の女将に惚れてしまいました。すこし翳のあるいい女で、通っているうちに好きになってしまいました。彼女も私の事を気に入ってくれています。身体の関係もあります。でも、何回かプロポーズみたいなことを言ったのですが、いつもはぐらかされてしまいます。水商売をやっているので、過去のある女なのはなんとなく分かっていますが・・・。やけになれなれしく彼女に接する常連さんやたまに見かける健さん似の堅気ではなさそうな人とも関係があったのではとも思います。

美和 そういえば高倉健さん、お亡くなりになられましたよねぇ。とっても残念です!

宗男 健さんといえば、私は「幸福の黄色いハンカチ」ですね。網走刑務所から出所して、食堂でビールとご飯を食べるシーンがありますが、そこは私の友人の「かわもと食堂」という所なんですね。ウチらの田舎の道もさっと映ります。陸別という駅前、そこから国道で夕張に向かうシーンです。(遠くを見つめて感慨深く)

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美和 宗男先生にとっても、思い入れのある映画作品ですね!で、こちらのお悩みはどう解決しましょうか?

宗男 「恋愛をする」ということは素晴らしいですよ~。

美和 あら!?宗男先生「幸福の黄色いハンカチ」で、ふるさとの風景を思い出したのでしょうか?なんだか意外にロマンチックなお答え(笑)。

宗男 でも、“恋愛”に留めておけばいいんです。

美和 すでにカラダの関係もある。ということですが・・・。

宗男 ですから、大人の男と女。“良いお友達”の一人でいればいいんです!悩む必要がまったくないです!!

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美和 でもこの方は、“それ以上”を望んでいて、一緒になりたいということでプロポーズも何度もしていると・・・。

宗男 男って惚れっぽいんですよ。女のほうがしたたかなんです。しかも、寂しそうにしている女がいれば「親切にしてあげたいな」なんて思ってしまうんですね。男は馬鹿な気持ちをすぐに持ってしまいます。

美和 宗男先生は「銀座の一流のホステスは身持ちが堅い」とよくおっしゃられていましたよね。

宗男 はい。これは選挙や政治にもあてはまる話で、故中川一郎先生がよく言っていた話なのですが、「金が無いといえば人は寄ってこない。金があると言ったらタカリ屋が来て、なんぼあっても足りない」だから「ありそでなさそで。なさそでありそで」と。

美和 深いですねぇ~。

宗男 女性の色気も同じ。中川先生がおっしゃっていましたが「させそうで、させない。ヤラせそうで、ヤラせない」女性も政治も人ですからね。これ、人の極意です!

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美和 中川先生は、なんでも教えてくれたんですねぇ!(笑)

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宗男 言われたのは45年も前の話ですから(笑)。

美和 「幸福の黄色いハンカチ」よりも前ですね!

編集 「いつの時代も変わらない」ということですね。

宗男 ご相談者の方のお悩みを聞きますとね、このスナックの女将は、いろいろな男性に“いい顔”をしなければならない。それは商売上、ある意味当然ですから。まぁ、でも他のお客さんとも“イイ仲”だと思っても間違いないでしょう!はぐらかされてしまうプロポーズは、もうしなくていいです!!

美和 ご相談者さんとも、すでにカラダの関係もあることですし・・・。

宗男 お互い納得して、時々“いいコト”すればいいんですよ。あとは“親しいお友達”です。

美和 なんだか今回は宗男先生、「日刊大衆」読者の男性側の気持ちがよくわかるようですね(笑)。なのでご相談者さん、宗男先生が言うとおりに時々“いいコト”もして、あとは“親しいお友達”として接する。他の男性とのことは、商売上の事もあるのだから気にしない。そういう関係に留めておくべき。ということです。

宗男・美和 一件落着! 困った時は「ムネオ先生に訊け!」

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鈴木 宗男(すずき むねお)プロフィール
1948年1月31日生まれ
政治家。北海道出身。拓殖大学政経学部在学中より、故・中川一郎元衆議院議員の秘書を務める。1983年に自由民主党より出馬し、衆議院議員に初当選。防衛政務次官、外務政務次官などを務める。
また1997年には国務大臣として北海道開発庁長官、沖縄開発庁長官を歴任。2002年に自民党を離党。
2005年には新党大地を結成。代表となり、その年衆議院議員に返り咲く。防衛・外交の論客として鳴らす一方、その人情味溢れ、愛されるキャラクターは、歌手の松山千春をはじめとしてシンパが多数。ムネオの愛称でも知られる。
娘は衆議院議員の鈴木貴子。

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