マンガ・アニメ・ゲームをテーマとした「MAGフェスタ」なるイベントが、11月30日に東京都中野区のJR中野駅前にて開催された。
「MAGフェスタ」は、サブカルショップが多く集まる中野ブロードウェイを中心とした、日本独自のサブカルチャーを世界中に広めることを目的としたイベント。当日は人気声優のトークイベントや、コスプレファッションショー、そして好きなキャラクターに扮した姿で商店街を練り歩く「コスプレパレード」などが行われ、中野らしいサブカル尽くしの一日となった。
さらにイベントには映画「THE NEXT GENERATIONパトレイバー」から派遣された、全長約8メートルの「98式AVイングラム機」も登場。計4回行われたデッキアップ時にはカメラを構えたパトレイバーファンらが集まり、その大きさと迫力に拍手と歓声をあげた。
緊急出動となったイングラム機の前で同イベントの挨拶も行われ、田中大輔・中野区長も自ら「機動戦士ガンダム」のアムロの制服で登場。さらに、振り込め詐欺撲滅を名目に誕生したゆるキャラ「テワタサナイーヌ」らも登場し、街ぐるみのサブカルイベントにふさわしい形でセレモニーを盛り上げた。
今回、第一回の開催となった「MAGフェスタ」。商店街でのコスプレパレードでは、アニメや漫画の知識のないキョトンとした顔をする通行人もいたが、色とりどりの可愛らしい衣装で街を練り歩く若者たちを見て、ツーショットの写真撮影を求める姿なども多数見られた。地域住民たちのそうした新しい文化を許容する姿勢もまた“サブカルチャーの聖地・中野”としてのゆえんであるのかも知れない。
ただ、コスプレ参加者に比べて一般客がどのようにイベントへ参加してよいのかアナウンスが不明瞭だったなど、次回開催へ向けての期待の声が街からは早くもあがっていた。今後、回を重ねるに連れMAGフェスタの知名度があがり、参加者も増え、地域住民も積極的に楽しめるイベントとなれば、中野を中心とした日本のサブカルチャーは世界へとさらに発信されることだろう。
本日の新着記事を読む
ツイート
シェア
LINEで送る
