巨人の阿部慎之助捕手(35)から衝撃発言が飛び出した。
「11月23日のファン感謝デーで、"今年は本当に悔しい思いをした。来年から一塁へ変わるし、キャプテンも今年で終わると思う"と明言したんです。阿部としても、8年務めた大役だけに愛着もあるでしょうが、今季の打率・248は、新人時代を除けば過去最悪の数字。チームリーダーの任を解かれても仕方がありません」(全国紙運動部記者)

実は、主将の更迭劇には現場指揮官である原辰徳監督の思惑が強く反映されているという。
「今季の阿部の成績不振は首のケガの影響が大きいが、グラビアアイドルとの不倫スキャンダルで追い込まれたことも無視できない。原監督は、"肉体的にも精神的にもボロボロの阿部には、チームの要職を任せられない"と判断したようだ」(スポーツライター)
そして、追い打ちをかけるかのように捕手から一塁手へのコンバート。
「阿部の捕手への愛着は、もちろん原監督も知っています。だけど、それ以上に、MVPを獲った2012年の阿部の打棒を取り戻してほしいという親心もある。そのため、原監督は捕手としての阿部には、三くだり半を突きつけたようです」(前同)

かように、主砲の打棒復活を頼みに4連覇と日本一奪回に挑む巨人だが、来季は優勝どころかAクラスも危ういという厳しい見方も出ている。
「FAでバッテリー補強に失敗したのが痛すぎる。阿部に代わる即戦力捕手として、楽天の嶋基宏(29)の獲得を目指していたが、結局、嶋は楽天に残留。これは、"なんだかんだ言いながら、阿部が捕手に戻るんじゃないか"と嶋が不信感を持ったからだそうだ」(スポーツ紙デスク)

結局、巨人はヤクルトから相川亮二捕手(38)を獲得することになった。
「ピークを過ぎた相川と、まだまだ経験不足の小林誠司(25)で正捕手争いをする構図に、すでに迷走ぶりがうかがえるというもの。それでも不安なのか、高卒1年目の三塁手・和田恋に捕手のテストをさせるなど、巨人の"守りの要"はボロボロと言っても過言ではない」(ベテラン記者)
また、相思相愛と考えていたオリックス金子千尋投手(31)のFA獲得も黄信号が灯っている。
「菅野と金子の2人を中心とした先発ローテーションなら、衰えが目立ってきた内海と杉内をカバーできる投手陣になったはずです。今季は防御率3.58と、なんとかセ・リーグトップの投手力を維持しましたが、来季は捕手も不安定なだけに、投手陣が崩壊してもおかしくはありません」(野球専門誌記者)

FAでのバッテリー補強失敗と、金満球団らしからぬ過ちを犯してしまった巨人。早くも4連覇に赤信号が灯ってしまった!?

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