人の体のあらゆる部分に張りめぐらされているのが血管。胸部では直径2.5センチ~3センチの大動脈から、100分の1ミリの毛細血管まで、さまざまな太さの血管が骨の中まで入り込んでいます。
成人の血管をすべてをつなげて1本の管にすると、長さは10万キロ。人間1人の体の中には、地球2周半分の血管があるわけです。その中を流れているのが血液。全身に栄養を届ける運び屋であると同時に、老廃物を引き取る回収屋でもあります。

血液は骨の内部にある骨髄で作られます。赤血球、白血球、血小板などの有形成分と液体の血漿(けっしょう)で構成されており、比率は4対6。血液の3分の1以上を失うと、生命の維持が難しくなります。
日本人の血液量は、平均で5リットル前後といわれています。しかし、これにはかなりの個人差があり、体が大きくなれば、それに合わせて血液量も増加します。
体重180キロの力士の場合、血液量は何リットルと推定できる?

(1)8リットル
(2)14リットル
(3)20リットル


答え :(2)血液量は体重のおよそ13分の1。

出題:浜川卓也

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