バスジャックやハイジャックなどの乗っ取り事件。その多くは乗客が人質となっている。しかし、オーストラリアのシドニー郊外で、なんとご遺体の乗った霊柩車がカージャックされる事件が起こった。

ご遺族が厳かに葬儀を進めている最中、霊柩車に男が乗り込み、葬儀社のスタッフが霊柩車の窓を叩いて取り戻そうとするのを振り切って走り出したという。

その後、警察が駆けつけ、霊柩車とのカーチェイスが始まった。最後は、遺族の車が霊柩車の行く手を阻み、逃走は終了したとのこと。一般車とのカーチェイスでさえ、目の当たりにしたら驚くはずなのに、それが霊柩車ときたら、自分の目を疑ってしまいそうである。

なお、この男は49歳の認知症の患者で、同日の早朝に福祉施設から抜け出して行方不明になっていたそうだ。

最期にこのようなハプニングがあるとは、故人も天国で驚いたことだろう。

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