史上最低の東大中退ライターうっかり馬之助 酔いどれ競馬奮戦記
馬券人生最大のミス!あの時なぜ、足し算馬券を買わなかったのか!?



後楽園場外馬券場がアタシの主戦場。その3階か6階で勝負することが多く、いつしかそこの常連客と知り合いになった。すると、彼らのなかに、個性的な馬券の買い方をする人物が何人もいることを知った。

その一人、カトウさんは「1-2-3」の3連複を買っていた。なぜなのか理由は聞かなかったが、彼の名字と馬券の数字を並べると「加藤一二三」。そう、有名な将棋の名人の名前になる。それに気づいたとき、世の中には面白い偶然もあるものだなと感心した。

また、3連複の足し算馬券(2−7−9など、小さい方の数2個を足すと、大きい方の数になる馬券)を得意とする人もいた。時折、1日に5、6レースも出現することもあり、なかなか馬鹿にできない馬券術なのだ。

彼の「取ったよ」という嬉しそうな声を何度も聞いているうちに、アタシも足し算馬券を買うようになった。そして、一生忘れられない経験をする。

2010年5月2日、春の天皇賞。アタシは後楽園場外馬券場6階にいた。さて、勝負馬券だが、2番人気ジャガーメイル(12番)を本命に3連複勝負することにした。相手は4番人気マイネルキッツ(16番)。つまり、12−16から3連複を買うことにしたのだが、足し算馬券になる4-12-16は買わなかった。なぜなら、4番は16番人気のメンショウドンタク。つい軽視してしまい、外してしまったのだ。

ところが…、結果は1着ジャガーメイル、2着マイネルキッツ、そして3着がメイショウドンタクだった。払い戻しは3連複20万8890円。馬券人生最大のミスとして今でも時折、思い出す。そういえば、あの日、ランチタイムにビール2杯飲んでたっけ……。

【馬之助 朝日杯FS(GⅠ)予想】
今週は馬場が少し重くなりそうな阪神。そんな馬場が得意なステイゴールドの産駒・アッシュゴールドを軸に、クラリティスカイ、コスモナインボール、ナヴィオン、ペプチドウォヘッドの4頭に流す馬連4点で勝負!

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