日本は酒飲みに甘い国だといわれます。確かに、夜の盛り場を歩けば酔って醜態をさらす人はいくらでもいるし、酒の上の失敗は大目に見てもらえる傾向もあります。しかし、ときには、「ごめん」では済まないこともあるようです。

日本には「酔っ払い防止法」とか「トラ退治法」と呼ばれる法律が存在します。正式名称は「酒に酔って公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律」です。成立は昭和36年(1961)。酒乱で暴力を振るう父親を、10代の姉妹が絞殺するという悲惨な事件がきっかけでできた法律で、「すべての国民は飲酒を強要する等の悪習を排除し、飲酒についての節度を保つように努めなければならない」と明記されています。
節度を保てない者は逮捕されることもあります。最近の例では、銭湯の玄関先で入浴中の妻に対して「出てこい」「ビール持ってこい」などと怒鳴りまくった夫、バスの運転手に「○○に行け」と乱暴な口調で強要した酔っ払いが逮捕されています。
条文には罰則も書かれていて、罰金の支払いを命じられる場合もあります。その金額は?

(1)1万円以下
(2)10万円以下
(3)30万円以下


答え :(1)

出題:浜川卓也

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