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「うすゆき草の恋」大沢桃子


いま熱い若手女性演歌歌手特集 その2

年の瀬になると妙に聞きたくなる演歌。常連ばかりの『紅白』はちと食傷気味だが、実は現在の演歌界には美しくて実力のある女性歌手が数多く存在するのだ。今回は東京・中野にある創業46周年の演歌専門レコード店『名曲堂』朝倉店長に突撃取材。激おしの女性演歌歌手を聞いてきました!



ピュアな癒し系演歌「うすゆき草の恋」大沢桃子

今回、『名曲堂』にて朝倉店長から大沢桃子の新曲『うすゆき草の恋/子午線の町』のジャケットを見せていただいた時、不覚にも我々取材スタッフは、その可憐さや癒し系の笑顔に唸らされてしまった。その愛らしいルックスはお天気キャスターを思わせるような雰囲気だが、実際に彼女は故郷の岩手を中心にラジオパーソナリティの活動もしている。『大沢桃子のふるさとは負けない!』というその番組名からもわかるように、震災以降はふるさと復興にも”がんばっぺし”と力を注いでいるのだ。若々しいルックスでありつつも実はデビュー10年以上という実力派・大沢桃子の魅力とは……?

「本当に可愛らしいですよねえ。2年に3曲ぐらい出すペースも、力を入れられてる証拠ですね。ファンも増えていますよ」と相好を崩す店長。
だが彼女のことを調べると……世にいう女性歌手と生き様が違っていたのであった。

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歌手を目指して上京したもののデビューできず、ギタリストの寺内タケシ氏に弟子入りし裏方として鍛えられ、さらに踊りの方では浅香光代氏の弟子となっていたそうだ。さらに「なかむら椿」名義で作詞作曲もするシンガーソングライターだったのだ! 演歌界ではそうとう珍しい存在である。なによりそうとうの努力家であるといっていいだろう。

さっそく12月発売の新曲『うすゆき草の恋』を鑑賞してみよう。作詞は彼女自身であり、オリコン演歌・歌謡曲ランキングで1位も獲得している。
PVのイントロ部分、田園風景を歩く白ワンピース姿はまるで昭和の青春映画の一コマだ。シーンが一転、第一声が流れると可憐な和装に。同時に凛とした透き通った歌声が耳に溶け入り、物腰柔らかな振りが目には心地よい。う〜ん、初恋をテーマにした歌詞も歌いっぷりもピュアでとても優しく、癒されるではないか……。
「歌もそうですけど、ファンの皆さんは、何よりこの子自身のファンなんですよね。性格も明るくて顔立ちもいい。ご高齢の演歌ファンよりも、40代の若手演歌ファンにオススメですね」 と店長。演歌界の青春はまだまだ終わっていないのだ。歌は以下で聴くことができるので、ぜひっ♪


大沢桃子オフィシャルウェブサイト 
http://bspro.jp/momoko/

中野名曲堂
東京都中野区中野5-52-15
中野ブロードウェイ2F
TEL・FAX 03-3386-6665
営業時間:11:30~20:00(年中無休)※1/1~1/3は休み
http://www.ankmusic.jpn.org/meikyokudou/index.html
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