名作映画『ブレードランナー』の30年ぶりの続編企画が現在進行している。

3年ほど前に続編企画が発表。当初こそ監督未定だったものの、その後オリジナル版の監督を務めたリドリー・スコットが再びメガホンを取ることが報じられ、世界の映画ファンの期待を集めていた。

しかしここにきて、そんなファンたちを一気に不安にさせる事態が発生した。続編の監督を務めるはずだったリドリー・スコットが降板したことが明らかになったのだ。米雑誌のインタビューで、監督本人が語ったのだという。

『ブレードランナー』といえば、1982年に公開されたカルト人気を誇るSF映画。人類と人造人間(レプリカント)との争いを描いた、サイバーパンクの金字塔だ。のちの映画や漫画、ゲームなどのサブカルチャーに多大な影響を与えた作品としても知られている。

近未来を舞台としているが、屋台のおやじが「2つで十分ですよ!」と意味不明な日本語をしゃべっていたりするのも話題となった。

当時、リドリー・スコット監督にとっては、大ヒットした『エイリアン』の次に撮った作品であり、主人公デッカードを演じたハリソン・フォードは『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』ですでにスーパースターとなっていた。しかし、公開当初は興行的には大失敗だったというエピソードもある。

この続編には、すでにハリソン・フォードの出演は決まっており、かつての主人公デッカードを探す物語になるという。リドリー・スコットも監督こそ降板したが、プロデューサーとして引き続き作品には関わるということで、まったく縁が切れるわけではなさそう。ファンとしては一安心といったところか。

撮影開始は2015年の予定。劇場公開を首を長くして待ちたい。

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