街を歩けば様々な店鋪から音楽が流れており、完全に音楽が日常生活に溶け込んでいる。何か作業をする際、BGMがあると気分が上がるという人も多いだろう。BGMを流しているオフィスもたまにある。

ただ、医療機関となるとどうか。待合室で音楽が流れている病院があっても、その多くはオルゴールやクラシック音楽だ。

しかし、イギリスの医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載された論文によると、なんと手術中に音楽を流すと効率がアップするとのこと。一番の人気は、イギリス音楽グループ・ビージーズの曲「ステイン・アライブ」。その他で外科医に人気が高いのは、シャーデーの「スムース・オペレーター」、ピンク・フロイドの「コンフォタブリー・ナム」、ワムの「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」だとか。

それにしても、緊迫した雰囲気のオペ室で音楽が流れると、ノリノリでメスを動かしたり、開腹部を縫ったりするのだろうか。患者側からすると、勢いでミスしてしまわないか、不安かもしれないが、医者たちの間ではコミュニケーションが円滑になり、ストレスが軽減され、集中力が高まるという。いずれにせよ、医術界にとって効果的であるならば、うまく治療に生かしてほしいところだ。

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