一般道でも逆走してくる車がいたら怖いのに、スピードが出ている高速道路で逆走してこられたら、たまったもんじゃない。

しかし、世の中にはハタ迷惑なトンデモ行為をする人々がたくさんいるようだ。

まずは北海道・登別市。道央自動車道で2日、車を盗んで高速道路を約60キロも逆走した37歳の男が逮捕された。

男は高速道路の下り車線から「ガス欠で車が停まった」と110番。上り車線を巡回していた東日本高速道路のグループ会社の職員が反対車線に停車中の男の車を発見して近寄ったところ、男が職員の車に乗り込み、逃走した。道警の調べに対し「人に会いたくて急いでいた」と語った。

また昨年12月には首都高で自転車の死亡事故もあった。
2014年12月22日早朝、東京・渋谷の首都高下りで、逆走してきたマウンテンバイクと10トントラックが衝突し、マウンテンバイクに乗っていた25歳の飲食店員が死亡した。

出口から誤って進入したようだが、どうして自転車で高速に乗ってしまったのか。

7日には東京都板橋区の首都高を軽乗用車が逆走し、大型トラックとトレーラーに相次いで衝突。軽乗用車を運転していた83歳の男性が死亡した。亡くなった男性は認知症とみられ、家族が茨城県警に行方不明者届を出していた。

ちなみに逆走事例に関する高速道路会社6社の調査結果も公表されている。2011年~2013年で、高速道路を逆走した車のうち約7割は65歳以上が運転していたという。また認知症が疑われる人は約4割。

逆走した理由としては、やはりインターチェンジやジャンクションで進路を間違えたためというケースが多いという。

2011年~2013年の3年間で逆走が確認できた事例は541件、そのうち死亡事故は12件。運転する際には、くれぐれも細心のご注意を。

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