日本の航空戦力について、興味深い評価が発表された。
ロシアの専門サイトによるとアメリカ、ロシア、中国、そして日本の航空兵力を比較したところ、日本は防衛任務を果すのに十分な各種新型機を保有。さらにパイロットのレベルが高く、外国の空軍軍人からも尊敬されていると論じているのだ。パイロットのレベルの高さでは世界中で賞賛されているブルーインパルスの編隊飛行が評価されたのだろうか?

いっぽう中国については1321機の戦闘機/攻撃機、134機の重爆撃機と空中給油機、20機の警戒機、700機の武装ヘリコプターを保有。米国、ロシアに次ぐ大規模な兵力を供えていることに注目しているが、その軍用機で「先進レベルに追い付いているのはわずか502機」と紹介。大部分を占める旧型機では「外国の空軍にとって、大きな脅威にはならない」との見方を示した。
その点、日本については「航空自衛隊は世界の空軍大国におけるダークホース」と紹介している。まず先進的な軍用機をさまざまな用途向けに300機以上保有していること。「専守防衛」の国策にもとづく任務遂行を紹介したうえで、日本の空、陸、海への脅威に対する防衛任務を極めて完璧になしとげていることが、高評価の理由だった。
しかし、それゆえに他国への侵攻や、遠距離からの攻撃は学習していないという評価をくだされるオチがついたのだが……。

旧式と酷評された中国だが、現在、最新のステルス機の開発に躍起になっている。しかし、日本はそのさらに上を飛ぶ……いや、さらに上をいく研究開発に着手している。
それは、『ステルス機体探知用新型レーダー』の開発だ。防衛省は他国がステルス性能に優れた戦闘機の開発を進めていることを踏まえ、日本の防空態勢を強化する必要があると判断。研究費37億円で 約9年後の実用化を目指しているという。直接に闘えなくても日本はスゴイのである。

専守防衛ではあるが、世界でもトップの技術を日本は持っている。とはいえ戦争には使わない“無用の長物”であれば一番いいのだが……。

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