細菌とウイルス。同列に扱われることもありますが、両者はまったくの別物です。
単細胞生物である細菌に対して、ウイルスはDNAと、それを包む殻だけでできた微粒子。生物と呼べるのかどうかも議論が分かれています。
細菌は感染した相手から栄養を吸い取って自力で増殖。条件さえ整えば生物以外にもとりつきます。

一方、ウイルスがとりつくのは生きた細胞のみ。自力では増殖できないため、相手の細胞を操作して自分のコピーを作らせます。
細菌は小さいものでも1~3マイクロメートル(1ミリの1000分の1)ですが、ウイルスはこれよりはるかに小さく20~800ナノメートル(1ミリの100万分の1)しかありません。
一般的にはどちらも、さまざまな病気を引き起こす怖いものというイメージでしょう。しかし細菌に限れば、人の役に立っている菌もたくさんいます。
私たちの体には無数の細菌が棲みついていて、害のある菌の侵入を防いだり、生体活動をサポートしています。互いに支えあう共生関係にあるともいえるのです。
普通に健康な生活を送っている人の体内にいる細菌の数、どれくらいだといわれている?

(1)20兆個以下
(2)60兆個
(3)100兆個以上


答え :(3)

出題:浜川卓也

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