「マゴの手」といえば、かゆい背中をかく道具です。かゆいところに手が届かないのは人類共通の悩みのようで、同じようなものが世界中で使われています。
日本では主に竹や木が材料ですが、17~18世紀のヨーロッパでは象牙や銀製のものもあり、貴婦人がアクセサリーとして持ち歩いていました。当時のヨーロッパの人たちはめったに風呂に入らず、下着もあまり取り替えなかったため、痒みを感じることが多かったのでしょう。

マゴの手の「マゴ」は一般に「孫」と書かれますが、本来は「麻姑(まご)」が正解。
麻姑とは、長い爪を持った中国の仙女で、麻姑を見た人が「あの爪で背中をかいてもらったら、さぞや気持ちがいいだろう」と思ったことからできた言葉だそうです。
日本では麻姑という仙女が知られていなかったので、語感の似ている孫に変化したと考えられています。
「あの爪でかかれたい」。そう思わせる麻姑とは、どんな姿をした仙女?

(1)5~6歳の女の子
(2)18~19歳の美しい娘
(3)30代半ばの妖艶な熟女


答え :(2)

出題:浜川卓也

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