読者の皆さんは「スレンダーマン」なる存在をご存知だろうか? 痩せている男といってもジャンガジャンガの芸人ではない。海外の都市伝説における怪人である。
突然目の前に現れ、気に入った子どもを誘拐しようと後を追いかけてとり殺してしまう、それが「スレンダーマン」だ。
彼は身の丈2~3メートルの黒い服を着た男の姿で、木の枝のような細い身体、背中からは何本もの腕や脚をクネクネと生やしている。真っ白でのっぺらぼうな顔を見続けた者は発狂するといい、何とも不気味なヤツである。

スレンダーマンが誕生したのは2009年頃。都市伝説としては新人であるものの、ゲーム作品や歌になったりするほど、すでに世界的に有名だ。米国では2014年に、12歳の少女2人がスレンダーマンを信じ込み、森の中で友人をメッタ刺しにする事件も起こった。
そんなスレンダーマンが、イギリスのカノックチェースという町で最近、頻繁に出現しているらしい。
「午前2時頃、寝室に身長2.5メートルぐらいの白い顔のスレンダーマンがいた」
「夜中に目を覚ましたら、真っ黒な服を着た赤い目の男が天井に浮かんでいた」
などなど、多くの目撃談が報告されている。
なぜカノックチェースに限ってなのか。
超常現象研究家は「スレンダーマンが胸の上に乗っているようで動けなくなった人が多数いることから、金縛りの可能性もある」とコメントしているが、それではなぜ1つの町で複数の人間がスレンダーマンを見たのかという説明にはならず「異常事態である」としている。
スレンダーマンが国内に上陸したとしたら……そう考えるとゾッとするが、もしそうなったら畑に立たせるか、ジャンガジャンガの3人目としてテレビに出てもらうのもいいかもしれない。どうでしょう?

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