あの"仕分けの女王"が再び注目を集めている。1月22日に発足した民主党の新執行部で、蓮舫氏(47)が代表代行に就任。党内で2番手に浮上したのだ。

「うまくやりましたね」と言うのは民主党番記者。
「当初は、自身も代表選に立候補する計画でしたが、勝算がないと見ると、即座に勝ち馬に乗り換え、岡田(克也現代表)支持に回りました。"ご恩と奉公"での抜擢でしょう」

その寵愛は深く、来年夏の衆参ダブル選挙では、
「民主党の"顔"として選挙を仕切ることは確実です。自民党政権を倒すべく、岡田氏は院政を敷く形で代表の座を退き、蓮舫へのバトンタッチを進めると見られています」(夕刊紙記者)
党執行部が「政権交代は可能」とうそぶく裏には、こんな腹案があったのだ。

蓮舫氏も"女性初"の首相の座に色気マンマン。そもそも権力志向が強い人なのだ。
全国紙政治部デスクが言う。
「徳洲会事件の余波で、突如、行われた先の都知事選にも、彼女の名が取り沙汰された。ただ、選挙対策本部から上がってきたデータが劣勢で、当選の見込みがないとわかると、トーンダウン。出馬を取り止めましたね」

さらに続けて、
「民主党政権時に仕分け事業を任され、ハッスルしたように、彼女は一国一城の主になりたくて仕方がない人。その頂点が総理大臣なんです。科学技術の研究について、"2位じゃダメなんでしょうか"と言いながら、自分自身のことは2位じゃダメなんでしょう」

そんな彼女を尻目に、「初の女性総理の座に近い」と言われるのが、自民党政調会長の稲田朋美氏(55)だ。

あるベテラン政治記者は、
「バリバリの保守派ながら美魔女ふう容姿で"奇跡の55歳"と言われる、ネット右翼たちのアイドルです。安倍首相は、彼女のことを目の中に入れても痛くないほどかわいがっている。小池百合子(元防衛相)や山谷えり子(拉致問題担当相)より、圧倒的に稲田です」

テレビや新聞などでの露出も、最近は激増中だ。
「昨年まで行政改革相を務めており、農協改革でも大活躍。政調会長へ栄転したあとも、地方のJAに出向くなどして、批判の矢面に立っています」(同記者)

先頃まで大きくリードしていた小渕優子氏が戦線離脱した、日本初の女性総理レース。馬群から抜け出した格好の2人に要注目だ!

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