スター選手は数億円規模の年収を手にするが、一般の選手は普通のOLと大差ない薄給。そんな女子スポーツ界の収入の仕組みと格差を人気6種目で調査!

日本では、企業に所属している卓球選手が多い。その場合、他の社員と同程度の給与があり、それ以外に大会の賞金やスポンサー契約料が収入となる。
実は、卓球は全スポーツの中でも有数の競技人口を誇っている。賞金つきの大会も多く、国際大会で活躍できれば、大金を稼ぐことも決して夢ではない。

日本卓球界の女子2トップは、福原愛と石川佳純。15年1月時点での世界ランキングは福原が11位、石川が4位だ。
「ランクは石川が上ですが、稼ぎという点では、プロとして活動している福原が上回っています。福原の推定年収は1億2000万円。石川は、その半分程度かな」(スポーツライター)

彼女たちの収入の内訳は、大会賞金+CM契約料+スポンサー契約料など。福原の場合、07年から全日空がスポンサーになっており、年収の約1億2000万円の内訳は、獲得賞金が約4000万円、CM契約料+スポンサー契約料が約8000万円となっている。
小さい頃から人気者だった福原のネームバリューが石川との収入の差となって表れているのだろうが、もう一つ、石川の性格にも原因があるという。
「彼女は欲がなくて、卓球で生活できることに満足しているようなところがあります。明るい性格だし、美人だし、素材はいいんですから、その気になれば福原より稼ぐこともできると思いますよ」(前同)

石川は14年12月14日、バンコクで開かれた『卓球ワールドツアー・グランドファイナル』女子シングルスで韓国のソ・ヒョウォンを4-0のストレートで破って優勝、約1200万円の賞金をゲットした。その後、賞金が高額なことに改めて気づき、
「こんなにもらったのは初めて」
と大ハシャギしていた。

これがきっかけで貪欲さが出てくれば、名実ともに日本一になる日は、それほど遠くないかもしれない。

本日の新着記事を読む