ワインを飲んだら歯を磨くな!? 虫歯を防ぐ意外なトリビアの画像
ワインを飲んだら歯を磨くな!? 虫歯を防ぐ意外なトリビアの画像

虫歯を防ぐには、日頃の口腔ケアが必要なのは言うまでもないこと。歯医者で歯石を取ってもらったり、食後の歯磨きなどが一般的だが、中には「本当に歯にいいの?」と驚いてしまう、意外な歯の健康法があるのをご存知だろうか。

1:ワインを飲んだら歯を磨かない

酒の中でもワインは酸性(pH3〜pH4)なので、飲んだ直後は歯の表面のエナメル質が溶けて柔らかく「酸蝕歯(さんしょくし)」という状態になっている。そこで歯磨きすると、ブラシで歯を削ってしまうことにもなりかねないので、少なくとも食後1時間は待ってからの方がいい。

2:おやつにはチーズがオススメ

唾液は虫歯の原因である、口内の酸を中和してくれる。その唾液の分泌を促す効果がある食品がチーズだ。また豊富に含まれるカルシウムが歯のエナメル質を保護し、二重に虫歯を防いでくれるのだ。

3:フッ素入りの歯磨き粉を使ったあとは口をゆすがない

フッ素入り歯磨き粉で歯磨きすると、フッ素が歯に定着して表面を強化し、虫歯のリスクを20〜30%減らしてくれる。ただし、歯磨き中だけでは定着するのに時間が足りないため、歯磨きしたら余分な歯磨き粉を吐き出すだけにして、水でクチュクチュゆすがない方がいい。ちょっと汚く感じるかもしれないが、ぜひ試してもらいたい。

4:イチゴには歯の汚れを落としてくれる

イチゴにはリンゴ酸が含まれていて、これが歯のステイン(着色汚れ)を落としてくれるらしい。ただし、イチゴに含まれているフルクトース(果糖)は、虫歯菌に分解され酸になり、歯のエナメル質を溶かすので、食べ過ぎは厳禁だ。また、同じベリー類でも、色の濃いブルーベリーやサクランボはステインの原因となるので注意しよう。

5:ブラシがなかったらタオルを使おう

歯ブラシを忘れてしまった時、なんとか歯の汚れを取ろうと、指でこすったことはないだろうか。こんなとき、手元に清潔なタオルがあれば、それを指に巻き付け、歯磨きをつけて優しくこすれば、歯と歯ぐきを清潔にすることができる。

チーズをつまみにワインを飲み、デザートにイチゴ……虫歯予防と聞くと面倒そうに思えるが、これなら楽しくできるかも。あとは鞄にフッ素入りの歯磨きとタオルが入れておけば完璧?

本日の新着記事を読む