四十八手というと、男と女の営みを連想する人も多いでしょうが、ここで取り上げるのは相撲です。
相撲で多い決まり手は寄り切り、押し出し、叩き込み、上手投げなど。大半の取組はこうした技で決着がつきます。
しかし相撲には、ほかにも多くの決まり手があります。めったに見ることのない決まり手をいくつか挙げてみましょう。

相手の頭を両手で挟んでひねり倒す「徳利投げ」。片足を外掛けか内掛けで攻め、もう片方の足を手ですくい、頭で胸を押して倒す「三所(みところ)攻め」。レスリングのフロントスープレックスのような「居反(いぞ)り」。さらに「ずぶねり」、「波離間(はりま)投げ」「合掌ひねり」など、素人にはよくわからない技がいくつもあります。

実は四十八手というのは、決まり手が48種類あるという意味ではありません。この四十八は特定の数ではなく、「縁起のいいたくさんの数」を表すものです。
実際の相撲の決まり手は、時代によって増えたり減ったりを繰り返し、多いときには300手以上になったこともあるといわれています。
さて現在、日本相撲協会が定めている決まり手の数は全部でいくつ?

(1)71手
(2)82手
(3)101手


答え :(2)

出題:浜川卓也

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