冬眠は厳しい冬を乗り切るために、動物たちが編み出したサバイバル術。代謝活動を極端に低下させ、何か月も寝たままで過ごします。
例外もありますが、冬眠するのは主に小型の動物。彼らは体重に対して表面積が大きく、体温維持に大量のエネルギーを必要とします。しかし冬場は食料の確保が困難。冬眠せざるをえないようです。

シマリスを観察すると、冬眠中のエネルギー消費は活動期の13%に、心拍数は毎分400回から10回以下に、呼吸は毎分200回から5回程度になり、体温は37℃から5℃まで下がるそうです。エネルギー消費は活動期の13%に、心拍数は毎分400回から10回以下に、呼吸は毎分200回から5回程度になり、体温は37℃から5℃まで下がるそうです。

人間の場合、体温が下がると臓器の機能が停止して死んでしまいますから、冬眠は不可能とされてきました。しかし平成18年、人間も冬眠できるかもしれないと思わせる出来事が兵庫県で起きています。
六甲山で35歳の男性が崖から転落。骨盤骨折で意識不明になり、長期間水さえ飲まずに放置されていました。救助されたときの体温は22℃で仮死状態でしたが、何の後遺症もなく回復しています。

冬眠に近い状態だったと考えられているこの男性、遭難から救助まで、何日間を仮死状態で過ごした?

(1)16日
(2)24日
(3)32日


答え :(2)

出題:浜川卓也

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