旅館に泊まったときの心付け、大入りの祝儀、子どもにあげるお年玉などを入れる袋をポチ袋と言います。このイヌみたいな名前の由来は何なのでしょうか。

「ポチ」は「小さい」とか「わずかな」という意味の言葉で、「これっぽっち」「ひとりぽっち」の「ぽっち」と同じです。関西で、芸妓や茶屋女に渡していた少額の祝儀をポチと呼んだのが始まりとされています。そのポチを入れる袋だからポチ袋です。
フランス語の「プチ」を語源とする説もあるにはありますが、ポチという言葉は江戸時代から使われていましたから、この説には少々ムリがありそうです。

ポチ袋が全国に普及したのは意外に新しく、明治時代です。
お年玉袋として広く使われるようになるのはさらに後で、戦後のことだそうです。
このポチは漢字で書き表すこともできます。さて、どんな字を書く?

(1)点
(2)小
(3)微


答え :(1)

出題:浜川卓也

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