殺人的仕事量をこなしてもギャラは爆安!

2015年に入り、一躍ブレイクした芸人といえば、「ラッスンゴレライ」で一躍火がついた『8.6秒バズーカー』と、「あったかいんだからぁ」でお馴染みの『クマムシ』だろう。
いまや、テレビで見ない日はないほどの売れっ子となった彼ら。ギャラもかなりの額になっているだろう。
「ワタナベエンターテインメント所属のクマムシは、番組内で"生活が180度変わった"と公言しており、ギャラはブレイク前の20倍になったようで、月収はどうやら100万円ほど。2月4日に自身の持ちネタをCDにして発売。『レコチョク』ランキング1位になるなど、出演料以外の収入も大きいですからね」(芸能事務所関係者)

しかも、そのギャラ、歌ネタを"歌っていないほう"の佐藤大樹と平等に折半しているというのだから、泣ける"コンビ愛"だ。

しかし、その一方で、別の意味で泣けるのが、8.6秒バズーカー。
「彼らも、フル稼働で1日16本ほどの仕事が入っているようで、しかも1か月1日も休みなく働いています。3月18日の自身のDVD発売イベントでは、"29時間寝てない""朝8時に点滴打ちながら注射3本打った日も。体が悲鳴をあげてる"と明かしており、殺人的スケジュールをこなしています」(芸能記者)

それほどの仕事量をこなせば、さぞかしギャラもウハウハだと思いきや……。
「実は、彼らのギャラ、1月が4万円! 2月は倍増ですが8万だったそうです。8万だと、1日16本を1か月休みなくこなしているので、単純に計算すると1ラッスン(1現場)で、166円(笑)。蟹漁船の劣悪な労働環境を描いた小林多喜二の名作『蟹工船』も真っ青の激務薄給ですよ」(前同)

彼らが所属する吉本興業は、芸人へのギャラ払いが他の事務所に比べて低いと言われるが、それにしても……。だが、月8万円もらえればいいほうだという声も。
「多くの若手芸人はまず、小さな劇場の仕事をもらうためのオーディションに参加するんです。300組の応募の中からクジ引きで50組に。50組に当選したら、3000円払ってオーディションを受け、そこで5組が受かって、さらに3組に絞られ、初めて舞台の仕事。それでもらえるギャラは交通費込みで500円ですから、当然赤字です」(お笑いライター)

芸人は、ブラック企業も驚きの激務薄給なのだ。

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