昔のプロレスには毒霧殺法の使い手がちょくちょくいた。パイオニアはザ・グレート・カブキ。あらかじめ口の中に赤色や緑色の液体を仕込んでおいて、いざという時に相手レスラーの顔めがけて噴射し目潰しするという技である。

相手の視界を遮る効果のあるこの技は、なにしろ見た目が超ド派手。パフォーマンスに打ってつけとあり、その後もグレート・ムタをはじめ、数多くの毒霧の使い手が現われたものだ。

一方、プロレスの本場アメリカにも、とんでもない毒霧の使い手が現われた。
アメリカのニュースサイト「WorldWide Weird News」が伝えたところによると、テキサス州在住の29歳の男が他人を刺して怪我をさせた容疑で逮捕されたが、その際になんと自分の大便を口に含み、毒霧よろしく警察に吐きかけたというのだ。

事件が起きたのは現地時間5月12日朝。他人をナイフで刺して捕まった男が逮捕され、パトカーで連行されることになった。すると男は後部座席でトイレに行きたいと要求。その間に自分の大便を口に含み、いきなり警官に向かって吐きかけた。男はその後シートベルトで首を絞めて自殺しようとしたが失敗。刑務所へと送られたらしい。

追い詰められて切羽詰まった人間はとんでもない行動に出ることがあると言われるが、よりによって自分の大便を口に含もうと考えるとは……。いきなりとんでもないものを吹きかけられた警官は、まったく気の毒というしかない。

子供の頃に心を躍らせながら見ていた毒霧殺法。しかしこんな毒霧というか毒固形物(?)だけは勘弁願いたいものだ。

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