雑巾臭い服にサヨナラ! ジメジメ梅雨時でも臭わない洗濯法の画像
雑巾臭い服にサヨナラ! ジメジメ梅雨時でも臭わない洗濯法の画像

梅雨入りして、天候が不順になると、悩ましいのが洗濯だ。一人暮らしの社会人だと、チャンスは週末しかないので、たとえ雨でも洗濯するしかない。すると、当然、部屋干しになるので、乾いていても不快な匂いが付いてしまうことがある。ひどいときは雑巾のような匂いになっていて、周りの反応が怖くて、出社どころか通勤電車に乗るのも怖気づいてしまいそうだ。

そこで、一人暮らしの社会人の皆さんに洗濯物が雑巾臭くならない洗濯方法を教えることにしよう。

まず、洗濯物がどうして臭くなってしまうのか、その仕組みを知っておくべきだ。掃除洗濯用の洗剤でお馴染みの「花王」が公式サイトで2011年に発表した『洗濯後に発生する衣類の悪臭の原因菌を解明』によると、雑巾のような臭いの主成分は、脂肪酸の一種である“4-メチル-3-ヘキセン酸”で、その発生の原因となるのが“モラクセラ菌”と呼ばれる微生物。

“モラクセラ菌”は衣類だけでなく家庭内のさまざまな場所にも存在する。それ自体は臭くなく、洗濯後も衣類に残ってしまうと、水分や人の皮脂などをエサにして、フンとして排出する“4-メチル-3-ヘキセン酸”が臭いの元になるそうだ。

そんな臭いの元凶である“モラクセラ菌”を撃退する方法は以下の通り

1:増殖させない
菌は衣類などが濡れているときに増殖するので、脱いだ服などを置いておく洗濯カゴは穴が開いた通気性のよいシリコン製のものを使う。洗濯機を洗濯カゴ代わりにするのは、菌が繁殖しやすいので厳禁。風呂あがりに使ったバスタオルは干してからカゴに入れよう。
2:洗濯時の洗浄力を上げる
洗濯機が汚いと洗剤の洗浄力がそちらに取られてしまうので、まず洗濯槽洗剤などを使って黒カビや水垢を除去しよう。使用しないときはフタを開けておくと、黒カビの繁殖を抑えられる。糸くずフィルタにたまるクズにも菌が繁殖するので、こまめに取り除こう。

そして洗剤は液体より粉末のほうが強力。粉末洗剤を使用する場合は、溶け残らないよう洗面器などで溶かしてから使うほうがよい。

さいごに温水で洗うこと。30~40度くらいになるよう、お湯を加えて調整しよう。50度を超えると洗濯槽を痛めるおそれがあるので注意。

3:早く乾かす
乾燥機があれば問題ないが、部屋干しする場合は扇風機で風を当てながら干す。換気扇がある風呂場なら、つっぱり棒を使って干す。窓、ドアを閉め、扇風機を併用すると、部屋干しよりも早く乾く。

残念ながら臭くなってしまった服は、バケツなどに70度くらいのお湯を入れ、20分ほど浸け置き洗いしてから洗濯機で洗ってみよう。風を当てて乾かせば、臭いが取れている可能性が高い。

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