データ予想 須田鷹雄
千二向きローブティサージュ


函館スプリントSの過去10年を振り返ってみると、高松宮記念からレース間隔をあけて臨んだ馬が〔2216〕、ヴィクトリアマイル組が〔0113〕と、さすがの複勝率を示していることがわかる。

同じ前走GⅠ組でも、NHKマイルCからの直行は〔0016〕。3、4番人気あたりに推される馬は多かったのだが、今ひとつ結果に結びついていない。しかも今年のNHKマイルC組は人気薄で大敗してきた馬ばかりになりそうなので、軽視しても問題ないと考える。

高松宮記念からの直行組で想定されているのが、コパノリチャード、アンバルブライベン、ローブティサージュ、マジンプロスパー。前走着順が良いのは5着だった○コパノリチャードで、あとは2ケタ着順だった。本命党の方は素直にこの馬から入っていいと思う。
北海道シリーズは初参戦だが、もともと時計勝負は苦手な馬。洋芝は大きくプラスに働く可能性もあるし、雨が降って極端に時計が掛かったとしても、なにしろ中京不良馬場のGⅠを勝った馬だからまったく問題はない。

ただ、馬券として強調したいのは◎ローブティサージュだ。昨年のこのレースでは、1200メートル戦初挑戦ながら2着。それだけ、この舞台が向いているということでもある。そもそも、このレースは適性を選ぶ面がある。ファルブラヴ産駒が2勝したり、サクラバクシンオー産駒が1~3着各1回の一方で、他にも少数派のプリンスリーギフト系からアグネスラズベリが勝ったこともある。

サンデーサイレンス系の中ではフジキセキだけが突出した相性の良さを見せている。
そう考えると、すでに好走歴があるというのは大きなプラス要素だ。昨年は初のスプリント戦ということで初手の位置が後ろになったが、中団で競馬ができれば1着も望めると思う。

▲以下はオープン特別組や準オープンを勝ってきた馬から選ぶことになるが、その際に気をつけなくてはならないのが、近走の時計にだまされてはいけないということ。特に京都で速い時計をマークしてきても、ここでは武器にならない。

▲に、函館2歳Sの勝ち馬で、ここへきて復調しつつあるティーハーフ。

本日の新着記事を読む