家庭にも、学校にも、職場にも、ほぼ例外なく置かれているのがセロハンテープ。ついセロテープと言ってしまいますが、これはニチバンの商品名で一般名称ではありません。
セロハンテープを最初に発売したのはアメリカの3M社。1930年のことで、商品名はスコッチセロハンテープでした。日本では18年後の1948年、GHQの指示で初の国産テープが作られています。
その頃、GHQは日本の郵便物を開封・検閲したあと、アメリカ製のセロハンテープで留めていました。しかし、いちいちテープを本国から取り寄せるのは面倒だというので、絆創膏メーカーのニチバンに製造を依頼。競合する会社がなかったことから、セロテープという商品名が全国に普及しました。
ところで、セロハンテープは何から作られているか、ご存じでしょうか。プラスティックと同じ石油製品と思っている人も多いようですが、実は違います。あの透明なセロハンの原料とは?
(1)木
(2)土
(3)でんぷん
答え :(1)紙と同じパルプが原料
出題:浜川卓也