要注意!! パソコンの使いすぎで毛が抜けるの画像
要注意!! パソコンの使いすぎで毛が抜けるの画像

パソコンを使いすぎるとハゲる? 最近、よく言われるので聞いた人もいるだろう。別にパソコンの電磁波で髪が抜けるわけではない。眼精疲労と薄毛に関係があるのだ。

一般に男性が加齢とともに薄毛になるのは、AGA=男性型脱毛症のためで男性ホルモンの影響だ。男女問わず、薄毛の8〜9割以上はホルモンの影響である。残りはストレスや細菌による皮膚炎、薬品の影響、先天性の疾患などだ。

ストレスで髪が抜ける病気として円形脱毛症が知られている。原因がストレスなので、対人関係や仕事のプレッシャーなどが原因で髪が部分的に抜け落ちる。ひどくなると、髪の毛はもとより、まつ毛・眉毛もすべて抜け落ちる。体全体が円形脱毛症にすっぽり取り込まれてしまうのだ。円形脱毛症はストレスがきっかけとなって、自律神経のうち交感神経が異常に亢進して起きる。ストレスにさらされると人間は戦闘状態に入る。交感神経は別名「闘争と逃走の神経」。体がストレスと戦おうとするわけだ。全身は緊張し、血管は収縮する。この状態が長く続くとうつ病を発症する。人間は適度に休まないと、自律神経が働かなくなってしまうのだ。

交感神経が亢進すると恒常的に血管が収縮するため、やがて髪の毛が抜け始める。髪の毛の根元にある毛母細胞に血液が流れなくなり、髪の毛の成長が止まって脱毛するのだ。 眼精疲労が原因で起きる脱毛も、血流が原因だ。パソコンを長時間使うと肩が凝ったり、目がやたらに疲れたりするだろう。まばたきが極端に減り、眼球の動きも小さくなる。そのため、眼筋への血流が減る。肩が凝るのも、肩の動きが長時間止まるせいだ。動かない筋肉へは血流が流れにくくなるのだ。その結果、その先にある頭皮の血流も阻害され、そうした状態が長期間続けば、円形脱毛症と同じく脱毛が始まる。

ハゲたくなければ、パソコンを使う際には1時間おきに軽いストレッチをしたり、ちょっとでも歩いて血流を回復することをお勧めする。ちなみにディスプレイメーカーが調査したデータによれば、1時間ごとに10分間の休憩をとると、作業効率が約12.5%向上したのだそうだ。12.5%も上がれば、残業がなくなる?

適度に休みながら集中して仕事を終わらせれば、ハゲることもなく、みんな幸せになるのである。

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