食べるほど老化が進む!?「ポテトチップ」の危険性の画像
食べるほど老化が進む!?「ポテトチップ」の危険性の画像

人の身体は、食べたモノから作られている――使い古されたフレーズだが、これはまぎれもない事実。普段、何気なく口にしている食材が、私たちの健康を左右しているといっても過言ではない。

オーガニックフード、マクロビオティックといった健康的なライフスタイルがセレブを中心に人気を集めているが、それは庶民だって同じこと。極端にこだわるのは何だが、ある程度は気にしたいところ。ただでさえ、加齢に伴い身体は衰えていくばかり。食べ物にサポートしてもらうに越したことはない。

一方で、近年は身体に悪影響を与える食品も注目されるようになってきた。法による規制もあり、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、マーガリンなどの加工脂に含まれ、摂取しすぎると心臓病リスクを高めるというトランス脂肪酸について、食品への添加を3年以内に全廃すると発表している。食と健康、食の安全の意識は、ますます高まっていくようだ。

しかしながら、いまだ野放しにされているリスキーフードもある。そのひとつが「AGE(終末糖化産物)」。糖とタンパク質が結合し、変異したモノを指すが、なんと体内で溜まってしまうと老化を早めてしまうのだ。逆に、老化を遅らせるには、体内にAGEを取り入れることを避ければいい。

そこで気になるのは、どういった食べ物にAGEがたくさん含まれているのか、ということ。基本的に含有量は食品ごとに異なり、調理するときに高温で加熱するほど多く発生する。揚げ物と煮物を比較すれば、揚げ物のほうが多くなるわけだ。

イメージしやすいのが。トンカツやから揚げといった、オジサンが好物の代表メニュー。油で高温調理するので、AGE値はグッと高くなる。例えば、鶏肉を水炊きにした場合とから揚げにした場合を比較すると、から揚げのAGE値は水炊きの10倍近くまで上昇してしまうという。こんがりとした揚げ物とビールなんて、これからの季節にたまらない組み合わせだが、身体にはまったく優しくない。

また、間食の定番・ポテトチップスもAGEが非常に多い食品で、食べれば食べるほど老化を早めるだけ。ついついおやつに買ってしまうが、食べすぎには注意したいところだ。

対して、AGE値が低いのは、生野菜や刺身といった生の食品。伝統的な和食は相対的に低くなるので、健康的な食事としてお勧めだ。

なお、ジュースや炭酸飲料などの甘味付けに使われる人工甘味料は、ブドウ糖の10倍の速さでAGEを作るとか。飲みすぎには十分注意しよう。

食事をする際は、メタボを気にするあまり、ついついカロリーに目がいきがちだが、AGEを意識すれば若々しさもキープできるということ。さっそく、低AGEの食事スタイルを試してみてはいかが?

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